一番使っている人が多いInternetExplorer(IE)が実は一番大きな問題を抱えています。
以前、少し触れたHTMLとCSSのお話を憶えていますか?
同じ文法で書いたCSSでもブラウザごとに、または同じブラウザでもバージョンごとに解釈が違ったりします。
それを統一して、同じ文法なら同じ解釈をして、同じように表示させようという動きが広まってきたのはごく最近のことです。
そのような動きが出てくる以前は、かなりばらつきがありました。急速にインターネットが普及し始めた頃に使われていたIEのバージョン6(IE6)です。
実はこのバージョン6が非常に癖の強いブラウザで、バグが含まれていたり、正しくない解釈を採用していたりします。
そのため、正しい文法で記述しているのに、正しく表示されない、ということが起こります。
古いバージョンのブラウザにはセキュリティ上の欠陥が見つかったりするので各社競い合うようにどんどんと新しいバージョンを開発し、投入してきます。
古いまま使い続けることにメリットはありません。出来る限り新しいバージョンをお使いいただくことをおすすめします。
といっても、新しいバージョンにする「作業」はIE以外では発生しません。基本的に全て自動でアップグレードされていきます。
IE6に関しては制作元のMicrosoftですら、Twitter の Microsoft 公式アカウントは「我々の製品を使わないよう推奨することはあまり無いが、IE6 (#IE6) は例外である」とつぶやいており、IE6 カウントダウンサイトへユーザを誘導しています。
IE6はサポートが2009年4月に終了しております。セキュリティ上も良くありませんのでまだお使いの方はできるだけ早く最新版をインストールするか、GoogleChromeやFirefoxなどの新しいブラウザを使うようにしましょう。(※WindowsXPをお使いの場合、InternetExplorerのバージョン8以上はインストールできません。)