たいていのウェブサイトには【推奨環境】というものが設定されています。
「これくらいの機能をもったPCやソフトで見てくださいね」という注意書きのようなものです。
古いバージョンのブラウザを使い続けていると、いつか全てのサイトが見られなくなるかもしれません。ウェブ制作会社が常に頭を悩ませているのがこの環境対応です。
言い換えると、OSのどのバージョンまで、ブラウザのどのバージョンまでなら
動作や表示の崩れを出さないようにするか、ということです。
当サイトでは、InternetExplorer(IE)なら9以上、Firefoxなら3.6以上、GoogleChromeやSafariを推奨環境としております。
IEを9以上に設定している理由は、お使いいただく方にはWordpressというソフトを使用してもらうことになるのですが、このソフトの推奨環境がIE9以上、と設定されているからでもあります。
InternetExplorerが実はすごくクセの強いブラウザなのですが、バージョン9になってようやくクセが少なくなってきました。バージョン8までは相当クセが強く、他のブラウザと同じように見えるように制作するだけでも一苦労です。バージョン6に関してはマイクロソフト自身が「使用を推奨しない」と述べていることを前回記事でご紹介しました。
わたしたち士業の世界では官公庁が7,8,9はおろか、IEのバージョン6以下までしか対応していないというようなことも珍しくないため、中々に悩ましいところでもあります。
また、違う視点から見ると、InternetExplorer以外のシェアが無視できるほど小さいかどうか、という見方も欠かせません。