行政書士としてすでにバリバリと業務を遂行している方は読み飛ばしていただいてけっこうです。
開業をご検討の方や、PCの買い替えをご検討の先生向けの記事です。
行政書士ならPCは今やどれを選んでもほぼ大丈夫です
性能も日進月歩で向上し、処理速度や記憶容量といった面ではほぼどのメーカーで購入しても問題ありません。
注意が必要なのはタブレット型などを検討されている場合です。
事務所で使っているメインマシンがあって、サブとしての用途や、外出先でちょっと閲覧や確認する程度のためになら問題ないでしょう。タブレットのみで全てをカバーしようとされているとすればそれは少し検討し直した方が良い可能性があります。
書類を作成し印刷して渡したりする場合は問題ありませんが、作成した書類のデータを受け渡したり、ウェブ上で通信をして何かを行う場合などは注意が必要です。
立ちはだかる互換性という壁
タブレット型の場合、ほとんどのOSがGoogle社のAndroidOSか、Apple社のiOSです。
書類を作成するだけなら全く問題ないのですが、これをどこかに送る場合、送付先とOSが違っていたり、使用するソフト同士の互換性が確保されていないと、正確に読み取れなかったりすることがあります。
私たちの業界は特に正確性が求められる業界ですから、あまりそういう不確定要素を持ち込みたくありません。
電子定款認証という業務
行政書士には、電子定款認証という業務があります。導入している事務所はとても多いと思います。
このシステムは通常とは違うセキュリティレベルが要求されており、Macですら推奨環境に含められていません。
動作する/しない、ではなく、動作しないリスクを取ってまで非推奨のマシンやシステムを使うのかどうかという判断になります。
万が一最も重要なポイントでエラーが出たとしても、自己責任でなんとか対処できる方にとっては気にしなくて良いところなのですが、ほとんどの方はそうではないと思います。
自分で調べて解決できる自信が無い方は無難にWindowsPCを選ばれた方が間違いがないでしょう。